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防府お針祭りとは?道具に感謝する日本人の心🪡

2026年2月5日(木)

皆さんは、普段使っているお気に入りの道具はありますか🤔?

 

毎日使うスマートフォン、お料理に欠かせない包丁、あるいは仕事で長年愛用している文房具など…

 

私たちはたくさんの「モノ」に囲まれて生活していますが、実は日本には古くから、使い古した道具に「お疲れ様」と感謝を伝えてお別れをする、とっても素敵な文化があるのです😊✨

 

そこで今回は、山口県防府市で受け継がれている冬の風物詩、「防府お針祭り(針供養)」についてご紹介します。

 


 

🪡そもそも「針供養」とは?

「針供養」という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃるかもしれません。

 

この行事のルーツは古く、江戸時代までさかのぼると言われています☝️

 

昔から毎年2月8日、または12月8日に行われてきたこの習慣は、折れたり曲がったりして使えなくなった古い針を供養するための儀式です。

 

最大の特徴は、「硬い生地を何度も突き通してきた針を、最後はやわらかいお豆腐やこんにゃくに刺して休ませてあげる」という点にあります。

 

 

単にゴミとして処分するのではなく、まるで魂が宿っているかのように「長い間お疲れ様、ゆっくり休んでね」という労いの気持ちを込めるのです🙂‍↕️

 

 

 

🪡第49回を迎える「防府お針祭り」と手作りの輪

この美しいならわしを文化遺産として後世に伝えようと始まったのが、山口県防府市の「防府お針祭り」です。

 

防府天満宮の「針塚」前で行われるこのお祭りは、今回で49回目😯💫

 

当日は、神前のお豆腐に持参した古い針を刺して奉納し、これまでの役目に感謝を捧げる厳かな祭典が行われます。

 

また、近年では供養だけでなく「手仕事」を楽しむ場としても親しまれています🤲🍀

 

併設される「手作りフェスタ in お針祭り」は今年で9回目を迎え、境内には手作り雑貨や美味しいお菓子が並び、多くの人で賑わいます。

 

「感謝して送る心」と「新しく生み出す喜び」が共存する、防府ならではの温かな一日です。

 

 

 

 

🪡「供養」の心は、人生を支えた絆への感謝

「道具を供養する」という考え方は、実は私たち葬儀の仕事とも深く通じるものがあります。

 

私たちが日々お手伝いしているご葬儀も、根底にあるのは針供養と同じく「感謝して送り出す」という想いです🤝

 

針をお豆腐に刺して労うように、ご葬儀では故人様が生前歩んでこられた道のりを讃え、お花や愛用品を添えて、安らかな眠りにつけるようお祈りします。

 

お棺に愛用品を納める「副葬品」の習慣も、持ち主と道具の強い絆を尊重する日本人の心そのもの。

 

形あるものはいつか役目を終えますが、そこに「感謝」があることで、お別れは単なる悲しみではなく、「ありがとう」を刻む大切な人生の区切りへと変わるのです。

 

一本の針に心を寄せるお針祭りの精神は、私たちが大切な人を送り出す時の、最も純粋で優しい気持ちに繋がっています🙏✨

 

 


 

いかがでしたか?

お裁縫をされる方もそうでない方も、一年に一度、自分が使っている道具や隣にいる大切な人へ「いつもありがとう」と目を向けてみる。

そんなきっかけを、このお祭りは与えてくれます。

もしお手元に、役目を終えたけれど捨てられない大切な道具があったら、ぜひ「お疲れ様」と声をかけてみてください😉🌈