
- コラム
🍶 【笑い講】1200年間続く笑いの神事!
2025年12月2日(火)
今回は、日本の長い歴史の中でも特にユニークで心温まる神事、山口県防府市にある防府天満宮の「笑い講(わらいこう)」をご紹介します☝️💡
この神事の歴史は、1200年もの年月を重ねてきました。
ただお参りをするだけでなく、参加者全員が大きな声で笑い合うという、なんとも明るい神事🤣
実は、笑いと健康には密接な関係があります😌
そこで今回は、年の瀬に響き渡る、福を招く笑い声の秘密を紹介しようと思います!
😂笑い講の歴史とは?
防府天満宮の笑い講は、毎年12月の第1日曜日に行われます🔴
この神事の起源は、西暦821年、天満宮の祭神である菅原道真公(すがわらのみちざねこう)がまだ幼少の頃まで遡るとされています。
道真公がまだ幼かった頃、この地の住民が、幼い道真公を楽しませようと、様々な趣向を凝らした歌や踊りを披露しました。

その中で、一人が「来年も今年と同じように福がもたらされますように」と祈願した後、大きな声で「ワッハッハ🤣!」と笑い始めたのが始まりだと言われています。
当時は「祝言立(しゅくげんたて)」と呼ばれていました㊗️✨
😮現在の笑い講とは?
現代の笑い講は、天満宮から任命された地区の代表者(講元)を中心に進められます。
まず、神前でお祓いや神事を行い、その後、いよいよ笑いの儀式が始まります。
神官が祝詞を奏上した後、神前に供えられた神酒(みき)を一同でいただきます。
そして、講元が大きな声で「笑えー!」と呼びかけ、参加者全員が声を合わせて三度大笑いをするという、全国的にも珍しい神事となっています😊

🥳笑いの力は絶大!神事がもたらす地域への影響
笑い講は、単なる面白い儀式ではありません。
この神事が、防府という地域にもたらす影響は計り知れないものがあります。
まず、最大の魅力は「地域住民の結びつきの強化」です🤝
講元を中心とした神事の運営や、参加者が一堂に会して笑い合うという行為は、世代や立場の違いを超えて、人々を一つにします。

さらに、この神事は「無病息災」や「家内安全」の願いが込められた、大変縁起の良い行事としても知られています。
医学的にも「笑い」には免疫力を高める効果があるとされていることから、1200年前からこの地の人が、笑いには厄を払い福を招く力があると知っていたのかもしれません🧐
「笑い」で、こころの健康を目指すなんて素敵ですよね✨
また、このユニークな神事のおかげで、防府市は全国的にも注目を集めることになり、「観光資源」としても大きな役割を果たしています。
地元の人が大切に守り続けている伝統が、地域の誇りとなり、多くの人を呼び寄せる力になっているのは素晴らしいことですよね🤍
いかがでしたか?
防府天満宮の笑い講は、神事という形をとりながら、私たちに「笑うことこそが福を招く最良の手段である」という、シンプルながらも最も大切な教えを伝えてくれています。
今年も年末が近づいてきました。
防府の地で響き渡る笑い声のように、私たちも笑顔を忘れず、福の神を呼び込む一年を締めくくりましょう!

