
- コラム
常栄寺雪舟庭「秋のライトアップ」開催中です🍁
2025年10月28日(火)
「雪舟」という言葉を聞いたことはありますか?
雪舟は、室町時代の画僧として活躍しました🖌️
その雪舟が作庭したとされる庭園が、山口県山口市にひっそりと佇む常栄寺にあります。
普段は静寂に包まれた歴史の空間ですが、秋が深まる頃、一夜限りの芸術作品へと変貌を遂げます。
それが、毎年恒例の「常栄寺雪舟庭 秋のライトアップ」です🪄✨
そこで今回は、この常栄寺雪舟庭の秋のライトアップの魅力について、たっぷりとご紹介します。
🍁雪舟が描いた「画」が「庭」になる瞬間
常栄寺の庭園は、雪舟が当時この場所にあった大内氏の別邸のために作庭したと伝わる、池泉回遊式庭園です。
彼は作庭にあたり、この地から見える借景、つまり周囲の山々を庭の構成の一部として取り込みました👀💡
これは、水墨画における空間把握や構図の取り方と共通する、雪舟ならではのダイナミックな発想により実現したものです。

特にこの庭の魅力は、「枯山水」と「池泉」の要素が見事に融合している点です👏
枯山水が表現する「静」の世界と、池泉が持つ「動」の世界が、絶妙なバランスで一つになっています☝️⭕
🍁ライトアップの魅力
秋のライトアップでは、この庭の輪郭が闇夜に浮かび上がり、昼間とは全く異なる表情を見せます。
鮮やかに色づいたモミジやカエデの葉は、スポットライトに照らされ、まるで錦の織物のように輝きます🍁✨
そして、その鮮やかな色彩が、静かな池の水面に映り込む様子は、まさに「光のキャンバス」に描かれた動く水墨画👨🎨

静かに流れる水紋が光を揺らし、庭全体が幻想的な雰囲気に満たされ、雪舟が庭に込めた「禅の思想」や「宇宙観」のようなものが、暗闇の中でこそ、よりクリアに、より心に響く形で伝わってくるのです。
ライトアップは、雪舟が庭に込めた壮大な「画」を、立体的に体感する最高の演出ともいえるでしょう🔦
🍁「光と影」の絶妙な調和
常栄寺雪舟庭のライトアップが、他の紅葉ライトアップと一線を画すのは、その「演出の妙」にあります。
ただ明るく照らすのではなく、「闇」を活かすことを知っているためです🌙
日本の美意識には、古くから「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」つまり「影の美しさを褒め称える」という考え方があります。
庭師や照明デザイナーは、どの木を、どの角度から、どの程度の光量で照らすかを入念に計算しています。

その結果、光の当たった紅葉の向こう側には、深く濃い影が生まれます。
この「光」と「影」のコントラストこそが、庭の美しさをもたらすのです🌓
常栄寺雪舟庭は、その名の通りお寺の境内にある庭園です。
そのため、ライトアップの時間帯も、都会の喧騒とはかけ離れた静寂に包まれています。
この静寂こそが、この場所の最大の魅力といっても過言ではありません。
ぜひ、庭園をゆっくりと巡りながら、一つ一つの木をじっと見つめる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか🫡
いかがでしたか?
「常栄寺雪舟庭秋のライトアップ」は11/24までの金・土・日・祝日に開催されます。
少し肌寒さもある秋の夜、少し冷たい空気を吸い込みながら、ぜひ日本の歴史と美意識が凝縮された、常栄寺雪舟庭のライトアップを体験してみててください🪄

