
- コラム
【突然の葬儀・葬祭でも悩まない】お葬式の流れとスケジュールを紹介
2025年6月24日(火)
お葬式は、故人との最後のお別れを告げ、その人生を追悼し、新たな旅立ちを見送る大切な儀式です。
ここでは、一般的なお葬式の流れとスケジュールについて、3つの段階に分けてご紹介します。
ぜひ、本稿を読んで突然のお葬式にも対応できるよう、準備しておきましょう。
〇ご逝去からお通夜まで
ご逝去されたら、まず死亡診断書を受け取ります。
その後、故人を自宅か葬儀社の施設に安置します。
▼ポイント
複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討すると良いでしょう。
次に、葬儀の形式を決定します。
仏式、神式、キリスト教式、無宗教式といった宗教形式の選択や、家族葬、一日葬など規模の選択も重要です。
故人の希望やご遺族の意向、予算を考慮し、慎重に選びましょう。
葬儀形式が決まり次第、宗教者への連絡も忘れずに行わなければなりません。
並行して、親戚や友人、会社関係者など、参列者への訃報連絡を行います。
遺影写真の選定や、お葬式の挨拶文、会葬礼状の準備もこの時期に決めていると、スムーズに葬儀・葬祭に取り掛かれます。
〇お通夜・告別式
お通夜は、故人との最後の夜を共に過ごす時間です。
一般的に、ご逝去日の夜、または翌日の夜に行われます。
参列者は焼香を行い、故人を偲びます。
お通夜の後には、通夜振る舞いが行われるのが一般的です。
告別式は、故人との最後のお別れを告げ、出棺を見送る儀式で、お通夜の翌日に行われることが多くあります。
告別式では、宗教者による読経、弔辞、弔電の奉読が行われます。
その後、参列者による焼香が行われ、故人との別れを惜しみます。
出棺の際には、故人の愛用していた品々などを棺に納めるお別れの儀が行われます。
告別式が終わると、故人は霊柩車で火葬場へと向かいます。
ご遺族やごく親しい関係者は火葬場まで同行し、火葬が終わると骨上げを行い、ご遺骨を骨壷に納めます。
〇火葬後から四十九日まで
火葬後、ご遺骨は自宅の後飾り祭壇に安置されます。
この期間は、ご遺族が故人を偲び、心を整理する大切な時間です。
ご遺骨の安置後、お葬式でお世話になった方々へのお礼回りや、香典返し、そして故人の遺産に関する手続きや公共料金の名義変更なども進める必要があります。
香典返しは、香典をいただいた方々へのお礼の品です。一般的には、忌明けである四十九日を過ぎてから行われます。
また、故人の遺産に関する手続きや、公共料金の名義変更などもこの期間に進めましょう。
四十九日は、故人の魂が安らかになるための大切な節目とされています。
この日には、四十九日法要を執り行い、納骨を行います。
納骨は、お墓にご遺骨を納める儀式です。
お墓がない場合は、永代供養や散骨など、様々な選択肢がありますので、事前に検討しておくことが重要です。
いかがでしたか?
お葬式は、故人を送るだけでなく、残された人々が悲しみを分かち合い、新たな一歩を踏み出すための区切りでもあります。
慌ただしい中でも、一つ一つのステップを丁寧にこなし、故人への感謝と敬意を込めて見送りましょう。