
- コラム
お葬式の費用を抑えるコツを紹介
2025年7月22日(火)
「お葬式って、一体いくらくらいかかるんだろう?」
と漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、お葬式の費用は内容や規模によって大きく変わってきます。
一般的には100万円から200万円くらいが相場と言われていますが、
中には数十万円で執り行えるお葬式もあれば、数百万円を超える大規模なものもあります。
そこで今回は、お葬式の費用を抑えるコツについて、ご紹介していきたいと思います。
◆お葬式の費用についての基本
お葬式にかかる費用をを大きく分けると、以下の3つに分けられます。
1.葬儀一式費用(お葬式の本体価格)
祭壇の設営、棺、骨壺、ドライアイス、遺影写真、運営スタッフの人件費などが含まれます。
プランによって内容が大きく変わるので、ここが費用を抑えるポイントの一つになります。
2.飲食接待費用(おもてなしの費用)
通夜振る舞いや精進落としなど、参列者に提供する食事や飲み物、返礼品にかかる費用です。参列者の人数によって変動します。
3.寺院費用(お坊さんへのお布施など)
読経や戒名にかかるお布施、お車代、御膳料などです。宗派や地域、お寺との関係性によって金額は異なります。
これらの費用を総合的に見て、どこを削れるか、どこにこだわりたいかを考えていくのが、コストダウンの第一歩となります。
◆費用を抑える具体的な3つのステップ
次に、費用を抑えるためのコツを具体的に紹介いたします。
ステップ1:葬儀プランをシンプルなものにしましょう。
一番費用に直結しやすいのが、この葬儀プランの選択です。
最近では、従来の一般葬だけでなく、家族葬や一日葬、直葬(火葬式)といった多様な形式が選べるようになっています。
故人様やご遺族の意向、そして参列者の人数などを考慮して、最適なプランを選ぶことが、費用を抑える上で非常に重要です。
まずは、どんなお葬式にしたいか、ご家族でじっくり話し合ってみることから始めましょう。
ステップ2:複数の葬儀社から見積もりを取りましょう。
大きな買い物をするとき、複数の店舗を比較するように、
葬儀社も1社だけでなく、複数のところから見積もりを取ることを強くおすすめします。
葬儀社によって、同じ内容のプランでも費用が大きく異なることが少なくありません。
複数の見積もりを比較することで、相場感が掴め、不要なサービスを省いたり、よりリーズナブルな葬儀社を見つけたりすることができます。
また、担当者の対応や提案力も比較する良い機会になりますよ。
ステップ3:葬儀後の手続きや供養などのすべてのコストを意識しましょう。
お葬式が終わって「やれやれ」と思っても、実はまだ費用がかかることがあります。
例えば、お墓や納骨堂の準備、位牌の作成、仏壇の購入、法要などです。
これらもトータルで考え、費用を抑える工夫ができます。
お葬式だけでなく、その後の供養まで含めて、どこに費用をかけるか、どこをシンプルにするかを検討することで、トータルでのコストダウンにつながります。
◆心のこもったお見送りを意識しましょう。
お葬式は、故人様への感謝と、残された私たちが故人様を偲ぶ大切な時間です。
費用を抑えることは大切ですが、そればかりに気を取られて、後悔が残るようなことがないように気を付けなければなりません。
大切なのは、「どんなお見送りをしたいか」という想いをしっかり持ち、
その上で、費用を抑えられるポイントをしっかり見極めるところにあります。
いかがでしたか?
今回ご紹介した3つのステップを参考に、ぜひご自身やご家族にとって最適なお葬式の形を見つけてくださいね。
故人にとっても、ご家族にとっても「良いお葬式だった」と思えるような一日になりますように。