
- コラム
突然の訃報…まず連絡すべき相手は誰?
2025年5月13日(火)
「まさか、そんな…」
突然の訃報ほど、人の心を打ちのめすものはありません。
昨今、ヒートショックや心筋梗塞など、テレビやSNSでよく見ていた方が急死してしまう事例が多々見受けられます。
病気を持っていないから 元気だから
という理由で、身近な人とはかけ離れた話題だと思ってはいませんか?
病気を持っていなくても、元気でも、人生の最後の日というものは、いきなり来ることもあります。
今回は、そんな時に落ち着いて行動できるよう、連絡すべき相手と、その伝え方についてお話します。
1. まずは故人の家族へ連絡を
訃報を伝えるべき最優先の相手は、故人の家族です。
配偶者、子供、両親、兄弟姉妹など、最も近しい親族に連絡を取りましょう。
連絡手段は、電話が基本です。落ち着いた口調で、以下の内容を伝えます。
①故人の名前
②亡くなった日時と場所
③状況(事故、病気など)
④連絡者の名前と故人との関係
もし、あなたが故人の家族と親しい関係であれば、状況に応じて駆けつける意思や、何か手伝えることはないか尋ねると良いでしょう。
2. 故人の勤務先や関係者への連絡
次に、故人の勤務先や、仕事関係者への連絡が必要になる場合があります。
勤務先への連絡は、会社の規定に従って行いましょう。故人の上司や同僚に連絡し、以下の内容を伝えます。
①故人の名前
②亡くなった日時
③連絡者の名前と故人との関係
④葬儀の日程(決まっていれば)
仕事関係者への連絡は、故人の家族と相談の上、必要な範囲で行います。
取引先や顧客など、故人が担当していた業務について、速やかに連絡を取り、今後の対応について話し合いましょう。
3. 友人・知人への連絡
友人・知人への連絡は、故人の家族の意向を尊重しましょう。
家族葬など、限られた人のみで葬儀を行う場合は、訃報を知らせる範囲を控える必要があります。
訃報を知らせる場合は、電話、メール、SNSなど、相手との関係性や状況に合わせて手段を選びましょう。
連絡する際には、以下の内容を伝えます。
①故人の名前
②亡くなった日時
③葬儀の日程と場所(決まっていれば)
④連絡者の名前と故人との関係
友人・知人の中には、遠方に住んでいる方や、高齢で参列が難しい方もいます。
弔意を受け取る方法(香典、供花など)について、事前に家族と相談しておくとスムーズです。
4. 連絡する上での注意点
・正確な情報を伝える:誤った情報や曖昧な表現は避け、正確な情報を伝えましょう。
・相手の気持ちに配慮する:訃報は相手にとって大きな悲しみです。落ち着いた口調で、相手の気持ちに寄り添う言葉を選びましょう。
・プライバシーを守る:故人や遺族のプライバシーに関わる情報は、不用意に広めないようにしましょう。
・家族の意向を尊重する:葬儀の規模や連絡範囲など、家族の意向を尊重して行動しましょう。
いかがでしたか?
突然の訃報は、誰にとっても大きな衝撃です。
しかし、落ち着いて行動することで、故人を悼み、遺族を支えることができます。
このコラムが、少しでもあなたの助けになりますように。