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【新嘗祭】毎年11月23日🌾

2024年11月20日(水)

皆さんは新嘗祭(にいなめさい)をご存じですか?

新嘗祭(にいなめさい)とは、毎年11月23日に行われる、収穫された新穀を神々に感謝し、来年の豊作を祈る大切な儀式です🌾

今回は新嘗祭についてご紹介します!


 

①新嘗祭とは

新嘗祭とは、その年の収穫に感謝して新穀を神様にお供えし、来年の豊作を願う行事です🌾

日本書紀にも登場するほど古くから行われてきた行事で、現在では全国各地の神社で11月23日に行われています。

 

新嘗祭が11月23日に制定されたのは、1873年です。もともとは、旧暦で2番目にあたる卯の日(現在の12月上旬~1月初旬頃)に行われていました。

 

しかし、旧暦で数えてしまうと、毎年日付が変わってしまうため、1873年に新暦の11月の2番目にあたる卯の日に行うようになったといわれています。それが、現在の11月23日となります!

 

②新嘗祭の内容

宮中祭祀としての新嘗祭は、まず11月22日に鎮魂祭が行われます。これは、神々に接する天皇の霊を強化するといった意味を持つ儀式とされているようです。鎮魂祭は、宮中にある綾綺殿(りょうきでん)で行われます。

 

その後、23日の新嘗祭は神嘉殿(しんかでん)で行われます。その年の新穀である献上米をお供えします🌾収穫された新米や麦、キビ、栗、豆などの五穀を、神々に対する感謝の気持ちを示すために毎年献上します🌰

 

天皇が天照大御神や天神地祇(てんじんちぎ)といわれる天や地の神々に感謝の言葉や祈りを捧げます。その後、神々にお供えしたものと同じ食材を使った食事を天皇も召し上がります🍽

 

食事を共にすることで、神々をおもてなしします✨この食事は23日の夕方と24日の朝の2回行われます。24日の朝に食事をしながらご奉仕し、最後に見送るという流れです。

③新嘗祭のお供え物

1. 新米

新嘗祭の中心的な供物であり、新しいお米の収穫を祝うために捧げられます。新嘗祭でお供えされる食べ物は、一般的には祭壇で神聖な儀式の一環として試食されます。これは新しいお米やその他の食べ物の収穫を祝福し、美味しいと確認するための儀式です。

 

2. 酒

酒は古代からの日本の神事において重要な役割を果たし、神聖な飲み物として供えられます。特に日本酒や御神酒といった伝統的な酒が使われます🍶

 

3. 塩
塩は古代から重要な保存食材であり、食物を保存し、守る象徴として使われます。新嘗祭では塩が供え物として捧げられます。

 

4. 御幣(ごへい)
御幣は、神社や神聖な場所で使われる装飾品で、神の存在を象徴します。御幣は祭壇に掲げられ、神聖な儀式を行う際に重要な役割を果たします。

 

5. 花や緑
花や緑の植物もお供え物として使用され、神聖な場所を飾り立てます。これらの植物は自然の恵みを象徴し、神への感謝の気持ちを表現します🌿


いかがでしたか?

この新嘗祭の日だけに限らず、常日頃から食に対する感謝の気持ちを忘れないようにしましょう!💫