- コラム
秋のお彼岸🍂
2023年9月5日(火)
9月20日( 水 )から9月26日( 火 )まで
秋のお彼岸の期間です💭
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とした
前後3日間となっています𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
なぜお彼岸は春分の日と秋分の日なの?
春分の日と秋分の日は、それぞれお彼岸の中日にあたります。
この日は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
真西というのは、阿弥陀如来の西方極楽浄土があるとされている方角。
お彼岸は、極楽浄土に近づくために修行をする期間とされていたため、
太陽が極楽浄土に向かうように沈んでいく春分の日と秋分の日が
お彼岸になったという説が一般的です🌅
ちなみに、浄土宗や浄土真宗の根本経典である
浄土三部経のひとつ『 観無量寿経 』には、
極楽浄土を見るための修行のひとつとして、日想があります。
日想とは、沈む太陽に向かって西方浄土を思い浮かべて瞑想する方法です。
あいにく、経典そのものには「 お彼岸の中日に日想をする 」とは書かれていません。
しかし、中国の浄土教の高僧、善導が記した『 観無量寿経 』の注釈書に、
春分・秋分の日の日想について
「 阿弥陀仏の国は日没のところ( 真西 )にある 」と記述があり、
これが日本のお彼岸のもとになったともいわれています 𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎
お彼岸のお墓参りはいつ?
お墓参りの日にちはお彼岸の中日がよいとされていますが、
天候や都合に合わせて別の日にお参りしても問題ありません。
家族が全員そろう日にお墓参りに行ってもよいでしょう◎
お墓参りの際は、お線香やろうそく、お花、お供え物、
数珠などを忘れないようにしてください。
また納骨堂など室内の施設では、すでにお花などが用意されているかもしれません。
お墓参りの準備はお墓に合わせて行いましょう。
お墓に着いたら、まず墓石の掃除を行い、お水をかけて清めます。
そしてお花やお供え物を供えて、線香を焚き、ひとりずつ手を合わせましょう。
お墓参りから帰るときは、カラスなどにお供え物が荒らされないように、
持ち帰ることをおすすめします🕊️
お彼岸には何をお供えする?
お彼岸のお供えとして定番なのは、おはぎとぼた餅。
秋に萩の花が咲くことから秋のお彼岸のお供えにはおはぎ、
春に牡丹の花が咲くことから、春のお彼岸のお供えにはぼた餅、という説が一般的です。
しかし、おはぎとぼた餅の違いは、あまり明確ではありません。
例えば、秋彼岸のお供えのおはぎは、
小さくしとやかな萩の花をイメージして、上品で小ぶりのもの。
一方、大きくて豪華な牡丹の花をイメージしたぼた餅は、
おはぎより大きいとされています。
ほかにも材料となるもち米とうるち米、突き方、つぶあんとこしあんなど、
違いについては諸説あります💡 ̖́-
お彼岸は、故人を偲ぶ大切な時期です。
お墓参りや供物の準備を通じて、亡くなった家族や親戚を思い出し、
感謝の気持ちを伝えましょう🍀