- コラム
冬の風物詩「あんこう鍋🍲」
2023年1月23日(月)
淡白な白身と濃厚な肝が魅力的で、
冬の風物詩としても人気の高い「あんこう」🐟
今回は、全国でも有数のあんこうの水揚げを誇る、
山口県のあんこうの魅力に迫ります♩
⭐日本海・瀬戸内海・響灘 3つの海が集う下関
本州最西端に位置し、三方が海に開けた下関は、
豊かな水産資源に恵まれ水産都市として発展してきました。
🐟漁法
下関漁港で水揚げされるあんこうは、沖合底びき網漁業で漁獲されています。
山口県の沖合底びき網漁業は、60トンから
75トン型の底びき網漁船2隻が一組となり操業しています。
操業区域が東経128度以東であることから、以東底びき網漁業とも呼ばれています。
🐟漁獲エリア
下関漁港から約200キロメートル沖、山口県萩市見島沖から
長崎県対馬周辺までが操業場所(漁場)。
このエリアは、あんこうのエサとなる魚やイカ・タコ類が
豊富な好漁場であるため、下関漁港のあんこう水揚げ量が多いのです。
🐟漁獲量
現在、下関漁港を根拠地として漁船10隻が操業しており、
あんこう水揚げ量は592トン、そのほか、
ヒラメ・カレイ類、タイ類などを含めると水揚げ量4,093トン、
水揚げ金額は25億3100万円となっています(2020年)。
🐟漁の期間とサイクル
下関漁港では、毎年8月中旬から翌年の5月下旬まであんこう漁がおこなわれます。
1回の航海で5日間程度漁を行い、一度漁港に戻って荷降ろしをします。
その後、1時間程度で燃油、氷、スチロール箱、
食料などを補充し、再び漁へ向かいます。
毎月約4回から5回の航海を繰り返すため、休日は月に3日程度です。
◎あんこうの七つ道具
あんこうの七つ道具とは、 肝、胃、皮、ひれ、えら、卵巣、身のこと。
骨以外は捨てるところがないと言われています。
七つ道具はそれぞれの風味や食感を生かした料理がありますが、
そのすべてを一度に味わえ、それぞれの部位の食感の違いなどを
楽しめるのがあんこう鍋 になっています。
◎あんこうはどんな味?栄養は?
グロテスクな見た目のあんこうですが、
身はとても淡白でさっぱりとした味わいで低カロリー 。
身や皮、ひれなどは美肌に効果的なコラーゲンをたっぷりと含んでおり、女性に特に人気です。
一方、 「あん肝」でお馴染みの肝臓は
「海のフォアグラ」とも言われており、とても濃厚な味 。
ビタミンAやビタミンE、ビタミンB2を含み、
抗酸化作用や免疫力アップなどに効果が期待できます。
あんこうをまるごと味わえるあんこう鍋なら、
体も温まり両方の栄養と野菜の栄養が摂れるので、
美味しいだけでなく健康や美容にも効果的 です。
美味しいだけでなく栄養満点で、美容や健康にも良いあんこうと
野菜などをアツアツで味わうあんこう鍋は、冬にぴったりのグルメです🍲ˎˊ˗
是非ご家庭でもお試しください⭐