- コラム
大寒⛄
2023年1月18日(水)
皆さん【大寒】という言葉を知っていますか?
大寒とは「最も寒さが厳しい時期」という意味です。
二十四節気の24番目の最終節で、冬を6つに分けたうちの6番目の節気。
毎年1月19日〜2月3日頃にあたります。
2023年は1月20日(金)〜2月3日(金)です。
1年の最低気温も大寒の期間に記録されることが多く、
まさしく冬の最後の山場です⛄
しかしこの時期はただ寒いだけでなく、
寒さの中にも少しずつ春の気配を感じるように🌷ˎˊ˗
「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があるように、
寒い日が3日続くとその後の4日は暖かくなり、
寒暖を繰り返しながら徐々に暖かくなっていきます🌡゛
大寒を乗り越えれば次の節気は立春。
暦の上では春になります🌸
*寒仕込み
二十四節気の小寒と大寒の時期を「寒」「寒の内」「寒中」といいます。
昔から寒の時期の、手が切れるほど冷たい水は「寒の水」と呼ばれ、
清らかで霊力があると考えられていました。
寒の水はとても冷たくて雑菌が繁殖しにくいため、
汲み置きをして料理や仕込みに使っていたそう。
とくに、味噌やしょうゆ、酒の仕込みに寒の水を使うと、
雑菌が繁殖しにくいうえに発酵がゆっくり進んで味に深みが出るといわれました。
現代でも「寒仕込み」と銘打たれたものは、
この時期に仕込まれた逸品と言えます。
自分で手作り味噌を作りたい方は、寒の時期に寒の水で仕込むのがおすすめです。
*この時期の味覚フキノトウ
昔から寒の時期にとれた卵、しじみ、海苔はそれぞれ
「寒卵」「寒蜆(しじみ)」「寒海苔」と呼ばれ、
上質で栄養価が高いと言われています。
また、この時期におすすめの食材は「フキノトウ」。
地域によって差はありますが、天然物は大寒の頃に芽吹きます。
フキノトウの芽吹きは、
春の足音を感じさせるニュースとしても報じられますね📺
フキノトウの食べ頃は、花が開く前のつぼみのとき♩
つぼみが固く閉じて締まりのある、小ぶりのものがおいしいとされています。
独特な香りと苦味がたっぷり味わえるフキ味噌や天ぷらなどでいただき、
早春の味を堪能しましょう😋ˎˊ˗