- コラム
伝統遊び🪁
2023年1月16日(月)
お正月の遊びと言えば、
日本の伝統的な遊びでもある凧揚げやこま、
羽根つきなどが浮かぶことでしょう🪁´-
しかし現代では実際に遊んだことのない方も多いのではないでしょうか?
昔から伝わる遊びには、一つひとつにさまざまな願いが込められています。
今回はそんな正月遊びをご紹介します♪
・【凧揚げ】もともとは占いの道具だった?!
中国で占いや戦いの道具として使われていた
凧揚げが日本に伝わったのは、平安時代の頃。
貴族の遊びだったものが江戸時代には、年初めに男の子の誕生祝いとして
使用するようになり、庶民にも広まりました。
そのことから当時は、男の子に代表的な遊びと言われていたそうです。
また、凧揚げには、願いごとを凧に乗せて
天まで届けるという意味も込められています。
・【独楽(こま)回し】昔は木でなく貝殻を使っていた!
独楽回しは、凧揚げと共に男の子の代表的な遊びでした。
もともとは、奈良時代に宮中の年中行事の余興として催されていたものが、
平安時代には貴族、子どもの遊びへと変化し、
江戸時代には庶民の遊びへと発展していきました。
現在は木でできたものが主流ですが、
当時は先のとがった貝殻を使っていたそうです。
・【お手玉】最初は水晶玉だった?!
奈良時代に中国から伝わった ” 石取手玉( 水晶玉 )” や
石を使って遊んでいたとされています。
それが徐々に袋の中に小豆や大豆を入れた物へと進化していきました。
・【羽根つき】あの墨は魔よけの意味があった?!
女の子の初正月に羽子板を贈る風習があったことから、
手まり同様女の子の代表的な遊びでした。
羽に硬貨をつけたものを蹴る遊びだった中国の羽根つきが、
室町時代に日本へと伝わり、羽子板のことを ” こきいた ” 、
羽つきは ” 胡鬼子( こきのこ )勝負 ” と呼ばれ親しまれていました。
羽には、子どもが病気にかからないための魔よけになると
言い伝えられている ” 無患子( むくろじ )” という
植物の実が使われていることから、1年の厄をはね、
子どもの成長の無事を願うものとして親しまれてきたのです。
顔に墨を塗るのは魔よけのおまじないの意味があります。
・【福笑い】笑う門には福来る
「 笑う門には福来る 」とあるように、
新年早々笑いがこぼれるのがめでたいということから、
江戸時代から正月の遊びとして親しまれていました。
普段はなかなか遊ぶ機会が少ない伝統遊び。
お正月は昔の遊びや伝統行事に興味を持つきっかけにもなります😊
1人から大人数で行えるものまで、さまざまな遊びがあるので、
是非皆さんも遊んでみてください!🙌´-