- コラム
『 時の記念日⏱ 』
2022年6月6日(月)
6月10日は〝時の記念日〟です⌛ˊ˗
あまり馴染みがないという方もいらっしゃると思いますが、
時の記念日の歴史は古く、
「大正時代」に制定された記念日なんです😊
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🌼 時の記念日の由来
大正9年(1920年)に、
東京天文台(国立天文台)と財団法人・生活改善同盟会が
「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」
という呼びかけとともに、
時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられました✨
1920年5月16日から7月4日まで
東京教育博物館にて「時の展覧会」を開催し、
行事・宣伝を行ったことが始まりです💐
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🌼 なぜ6月10日になったの?
天智天皇の10年(671年)4月25日、
漏刻(水時計)と鐘鼓によって初めて時を知らせたという
『日本書紀』の記事にもとづき、定められました🚩
日本書紀には
「天智天皇10年4月25日の項に漏刻を新しき台に置く。
初めて候時を打つ。鐘鼓を動かす」
とあります✏ˊ˗
そして、天智天皇10年4月25日は
現在のグレゴリオ暦に換算すると671年6月10日となります🪄
この日に日本で初めて設置した漏刻(水時計)が時を刻み、
鐘を打ち鳴らしたことを記念して
6月10日を「時の記念日」に制定したそうです🔊
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🌼 漏刻(ろうこく)とはどんなもの?
漏刻とは水時計のことで、
水の流れ方が一定であることを利用したもので、
四段の水槽の上段から順々に水が落ちていき、
そこに浮かべてある矢が浮き上がり、
矢に付けた目盛を読むことにより時刻を知るようにしたもの⏲
ただ当時の漏刻がどのようなものであったのか、
文献には全く記載がなく、不明なんだそうです😯
ですが、水時計そのものの歴史は古く、
3500年前からエジプト・バビロニアで使われていたことが確認されており、
中国でも前漢のころの文献にも出土品にも残され、
多くの文献に図面や絵、また実物も残されているんだとか✨
この中国から伝わった知識をもとに、
日本でも作られたと考えられます🔎
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現在の日本には様々な記念日がありますが、
そのなかでも「時の記念日」は
最初期に定められたものということがわかりますね💐
時間は有限ですが、使い方は無限です⌛♪
「時の記念日」にはぜひ、
時間の使い方を改めて考える機会にしてみてくださいね😌✨