- コラム
まさかの事実?!喪服は水色だった!!
2021年11月24日(水)
喪服と言えば「黒」ですよね。
そんな現代の常識が覆されるような事実があるんです!
遡ること約400年前の江戸時代!
なんと喪服として着られていた着物は「水色」でした!!
当時、大流行していた歌舞伎では歌舞伎役者が亡くなると水色の装束に身を包むことが多く
歌舞伎役者の死を伝える「死絵(しにえ)」でその様子が確認することができます(‘◇’)
その葬儀に参列する人々も水色の服装で、弔ったとされています!
また、武士が切腹する際の正装として水色の着物を切ることが多かったことから
「水色」=「喪に服す色」との認識が高まっていったそうです。
現代でもドラマやアニメなどで取り上げられることの多い
「新選組」の隊服にも水色が使われており「死ぬことへの覚悟」として使用されていたようです!
そんな喪服の色についてご紹介してきましたが、
喪服が「黒」として広まったのは明治時代からだそうです。
それまでは白が基調となっており、現代でも和服の場合は喪主と喪主の配偶者が白を着用することもあります!
葬儀の際に式場に張る黒白の縦じまの幕(鯨幕)もこれらの背景に由来していると言われています!
黒色だけでなく様々な色で喪に服してきた事がわかります!
知識の一つとして覚えておくのも良いのではないでしょか?