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“山口で一番面白い”を目指す コープ葬祭の取り組み

コープ葬祭には、業界の枠に捉われない
独自の取り組みがたくさんあります。
誰かのために、自分たちに何ができるか。
その問いから生まれた「山口で一番面白い」を
体現する4つのストーリーを紹介します。
気になる「札」をめくって、私たちの「想い」に触れてみてください。

オクリメシ

日常の中にある「食べること」
「うちだけの味」「これがうちらしさ!」
特別なご飯、思い出の味、いつもの味。
ご家族だけの「あたりまえ」が、
きっとどこかにあるのです。
そんな食卓をご葬儀でも再現し、
最後にお弁当作りという体験を通して
大事な方への感謝を表現する。
お弁当を詰めるその手から溢れるのは、
一生分の「ありがとう」。
儀式の枠を超え、愛した日常をそのままに。
ひと箱に込めるのは、
家族が紡いだかけがえのない物語です。

オクリメシの
はじまり

きっかけは、若手社員の素朴な疑問からでした。
「最近、飾るだけのWITHが多くない?」 「それって、お家の方にとって本当に意味のあるものになっているんだろうか?」
故人様の好きなものを飾る。想い出に沿った提案をする。それは大切なことですが、いつしかそれが形式的になり、思考が停止してしまうことへの危機感でした。それは、会社がサービスを「提供する」ことへの疑問であり、感動の源泉を見つめ直すための問いかけでもあったのです。私たちが一方的に提供するサプライズではなく、ご家族が故人様のために「何かをしてあげられる」、そんな体験型WITHこそが、本当の意味で心に寄り添うことになるのではないか。本当の感動とは、与えられるものではなく、家族の愛情の中から自然と湧き出てくるものではないか。この想いが、新しい文化の扉を開く鍵となったのです。

お弁当箱からあふれる家族の物語

奥様から、旦那様へ。

「私にはもったいない最高の夫でした。最後までその隣を歩めたことは、私の一番の誇りです」
最期の日でもご飯を「美味しい」と言って召し上がっていたような旦那様でした。急なお別れとなり、奥様の気持ちはとても沈んでいらっしゃいました。しかし大好きな旦那様に“20年ぶりの愛妻弁当”を作ることが決まった途端、目に光が戻られました。
「豆ごはんにブロッコリー……あと、卵焼きにお肉も好きだったの」一生懸命思いを込めたオクリメシ。素敵なハンカチにくるんで「絶対食べてね」と手向けてくださいました。

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二男様から、お母様へ。

「いってらっしゃい。向こうでもお腹空かないように、おにぎり作ったよ。今までありがとう」
子どもの頃、よく持たせてくれたわかめのおにぎり。記憶を辿る中で、そんなお母様の優しさを鮮明に思い出されました。‌晩年、一番近くで寄り添い、懸命にお世話をされた二男様がつくられたのは、思い出の詰まった手作りのおにぎりです。 母を想うその手には、言葉に尽くせないほどの感謝と愛情が込められています。 母から子へ、そして子から母へと繋がれたその味が、旅立ちの時を優しく、温かく包み込みました。

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息子様夫婦とお孫様から
お母様へ。

「今までありがとう、ゆっくり休んでね」
明るい性格で活発だったお母様。大変だったと仰いながらも、八十歳まで、食堂で調理の仕事に励んでいたり、趣味の手芸やボランティアで草抜きをするなど、活動的な毎日を過ごされていたとのこと。また、野菜や花の世話が日課で、出来たものを近所の方々にも配るなど、周りの人との交流も楽しまれていたそうです。お弁当には、ご長男様ご夫婦とひ孫様もお手伝いいただき、令和6年産のひのひかり(山口のお米)や海苔、卵焼き、鮭などを描いてくださいました。

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ご長女様からお父様へ。

「お父さん、たくさんの愛情をありがとう」
漁船の機関長として活躍されていたお父様。真面目な一面を持ちながらも、買い物に行くと必ずご家族様の分まで選んできてくれる、優しいお人柄だったそうです。お孫様が帰ってくると、自ら魚を買いに行き、手際よくお刺身にしてくれるなど、ご家族様にたっぷりの愛情を注いでいたとのこと。お弁当は、お好きだった稲荷ずしを、とても可愛がっていた愛犬のお顔にして、オクリキャラ弁をお作りいただきました。お父様への愛情たっぷりのとても可愛らしいお弁当となりました。

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長男様と長女様から、お父様へ。

「どうか安らかに」
釣りがご趣味で、いつも自由でありながら、厳しい一面も持っていたお父様。お船も持っておられたとのことで、時間を作り、お父様と一緒にご家族で旅行へラストクルージングというサービスをさせていただきました。お父様は昔はパンがお好きではなかったそうなのですが、一年、また一年と年を重ねるにつれ、最近では玉子のサンドイッチを「うまい」と言ってよく召し上がっていたそうです。長男様と長女様が、協力して作ってくださいました。

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旅湯

コープ葬祭では、
故人様の体を清める日本の伝統的な
葬送儀礼の一つ
「湯灌(ゆかん)」のことを
旅湯と呼んでいます。
旅湯は、お体を清めるだけではなく、
ご家族から故人様へ
最後の感謝を伝えられる「心の儀式」です。
人生という長い旅を歩み終えられ、
次なる旅へ向かわれる故人様を
ご家族と一緒に「お疲れさま」の気持ちを込めて
お支度をさせていただきます。
プロの技術で美しく整えることは
もちろんですが、
それ以上に、
ご家族が「自分たちの手で送り出せた」という
実感を分かち合える時間を、
私たちは何よりも尊いと考えています。
大切な人の死を前にしたとき、
人は誰しも戸惑い、
立ち止まってしまうものです。
しかし、お湯の温もりに触れ、
ご自身の肌で故人様の生きた証を感じることで、
悲しみはいつしか、
慈しみと感謝に満ちたものへと
変わっていきます。
私たちが届けるのは、
一生消えることの無い「ぬくもり」です。

お湯と手のひら、
ぬくもりの記憶

Episode.01

当初、奥様は「最後は自分の手で一緒に洗ってあげたい」という強いご希望で旅湯を選ばれました。しかし、お別れが近づくにつれ、現実と向き合うことへの不安が込み上げてきたようです。施行前日に伺った際、奥様は「やっぱり怖いから、明日の旅湯は立ち会わなくても良いですか」と、消え入りそうな声で不安を口にされました。

深い悲しみの中にいらっしゃる奥様のお気持ちを最優先に考え、「お気持ちに無理のないように。気が向かれたら、お顔を見せてください」とお伝えし、その日はご自宅を失礼しました。

翌日、旅湯の時間になると、息子様やお孫様に付き添われるようにして奥様もお見えになりました。儀式が始まり、ご家族が故人様を洗って差し上げている様子をじっと見つめていた奥様が、ふと、吸い寄せられるように自ら近寄って来られました。「やっぱり、洗ってあげたい」。

「寝てるだけみたいね」「あんた、はよ起きんね」と故人様に語りかけながら、優しくシャンプーをされる姿は、何年も寄り添ってきた夫婦の日常そのもののようでした。終了後、奥様は安堵の表情を浮かべ、「すごく怖いと思っていたけれど、全然怖くなかった。勇気を出して立ち会えて、本当に良かったです」と仰ってくださいました。「怖い」という不安を乗り越え、自らの手で触れることで生まれた穏やかな時間。旅湯は、ご家族が故人様と改めて心を通わせ、前を向くための大切なきっかけとなったのです。

Episode.02

通常、旅湯の最中はお体の露出を控えるためにタオルをおかけし、ご家族にはお顔やお足元を中心に洗っていただくようご案内します。しかしこの日、「ご一緒に洗われますか」とお声がけした瞬間、ご家族は躊躇することなく自らタオルをめくられ、皆様でおじいちゃんを囲まれました。そこには遠慮も壁もなく、まるでご自宅のリビングにいるような、和気藹々とした温かな空気が流れていました。

「膝にはボルトを入れていたのよ」と、ご家族からお話を伺いました。生前、膝や手など、痛みと向き合いながら懸命に治療を頑張ってこられた故人様。その長い歩みを労わるように、ご家族は治療の跡を一つひとつ、丁寧に丁寧に、洗い清めてくださいました。

特にお二人の男の子のお孫様が印象的でした。お棺にお納めする直前、最後にお体に触れていただく時間。お孫様は溢れる涙を拭いもせず、ただ黙っておじいちゃんの足をそっとさすり続けていらっしゃいました。その小さな手から伝わるぬくもりは、どんな言葉よりも深く、故人様へと届いていたはずです。旅湯という空間が、単なる別れの儀式を超え、ご家族が故人様の人生の重みに触れ、心から向き合うためのかけがえのないひとときとなったことを実感した出来事でした。

Re’Start葬

Re’Start葬は、
入棺体験を通してお葬式という
「人生の節目」を擬似体験することで、
自分自身の生き方や価値観を再定義する
独自の体験型プログラムです。
内容は、「自分宛ての弔辞」の執筆、
思い出の品を用いた祭壇設営、
そして実際に入棺し、
仲間からの別れの言葉を聞く体験などで
構成されています。
最後には、棺から出た「新しい自分」として
リスタートを宣誓し、
自ら選んだ曲と共に新たな一歩を踏み出します。
「生と死」という普遍的なテーマを
共有することで、参加者の間には自然と
強い仲間意識が醸成されます。
初対面の者同士が心を通わせ、
互いの人生を尊重し合う。
そんな「人と人の繋がり」の尊さを
再確認できる場を提供できるのは、
人生の最期という大切な瞬間に携わる、
コープ葬祭ならではのプログラムです。

Re’Start葬の
はじまり

きっかけは、採用担当の「学生の皆さんに、一生の思い出になるような価値ある体験を届けたい」という強い想いでした。従来のインターンは実務体験が主でしたが、参加いただいた方から「この会社に来てよかった」と心から満足してもらえる目玉プログラムを作りたいと考えていたのです。
転機は、自社イベントで採用担当自身が初めて「入棺体験」をしたこと。死を意識することで、今の生を愛おしく感じるその深い感動を、これから社会に出る学生さんにも届けたいと確信し、内容をゼロから再構築し、「人生をやり直す、二度目のスタートを切る」という願いを込め、「Re’Start(リスタート)葬」と命名しました。学生一人ひとりの人生に寄り添う体験を提供したいという、私たちコープ葬祭の想いが込められています。

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Re’Start葬に
参加した学生の声

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最初は棺の中で寝ている自分に違和感があってくすぐったかったけど、弔辞を読んでもらったあたりから、好きなことが何もできない悲しみや感謝を伝えるべきだったという気持ちになりました。体を起こしてくださいと言われたときは飛び上がりたいほど嬉しかったし、リスタートを宣誓したときは本当に新鮮な気持ちになれました。自分の想いがきちんと言語化できるこの経験を、まだRe’Start葬をしていない人にもさせてあげたいです。

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過去の自分を送り出し、新たに生まれ変わる神秘的な体験は、人生にとって非常に印象深いものになりました。参列する立場であっても「変わりたい」「挑戦したい」という思いを持つこと自体が尊いんだと感じました。誰かの節目をみんなで受け止めることで、新しい一歩が未来とつながっていく。悲しみではなく希望へとつなげる葬儀の形を目にし、ありのままの自分を認めながら、より良い自分へ進んでいきたいと強く感じました。

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準備段階は実感がなかったけど、実際に行ってみて本当に世界が変わったように違って見えました。心もスッキリして、今日から頑張ろうという気分になりました。お棺の中から見るとみんなが笑っていて、最期はみんなに囲まれて終わりたいなと感じました。そのためにも、今の自分の改善したいところを改善し、今日宣言した内容を意識しながら生きていきたいです。

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改めて気付く機会もなかった点がありました。人生は物語であるということです。今の自分を表すために選んだ思い出の品々。終わってみると、それは点ではなく、品物それぞれが守ってくれている「私が過ごした時間」が合わさって線を成し、自らの人生・ストーリーを表しているのだという再認識のような気づきがありました。当たり前なのだけれど、自分を見つめ直すこの機会がなければ、持てなかった視点だと思います。

心の善い人評価

「心の善い人」これは私たちの指針です。

家族と笑い合い、誰かを幸せにしてきた豊かな人生。人には例外なく、色とりどりの花が咲くような、かけがえのない場面があるものです。しかし現代では、最期を「効率」で済ませようとする風潮も少なくありません。


故人の歩みを尊び、心を込めてお送りする。それは、大切な人が生涯をかけて届けてくれた愛を、最後のかたちにする時間にほかなりません。この「弔い」という尊い文化を守ることは、日本の未来を守ることだと私たちは確信しています。

だからこそ、私たちは技術以上に「心の善い人」であることを何よりも大切にしています。
素直にありがたさを感じること。誠実さと謙虚さを忘れないこと。相手の立場に立ち切る「利他の心」を持つこと。そして、相手の成長を願って時には厳しさも厭わない「本当の優しさ」を持つこと。


理想の心を保ち続けるのは容易ではありません。それでも、仲間と共に磨き続けたい。
「心の善い人評価」は、心を尊ぶ私たちの決意の証であり、お客様に真の安らぎを届け、日本の未来を切り拓くための揺るぎない道標なのです。