父が患っているときにコープ葬祭さんに事前相談をしました。
担当の方に万が一の時には夜中でも、直接連絡いただいても大丈夫ですと言っていただけました。
とても心強い相談相手がいたことで、父の最後を落ち着いて迎えることが出来ました。

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病院から式場に連れて行ってもらう前に、父の散歩コースや自宅をまわって下さいました。
親族も家の外で待っていてくれたので、日常そのままの再会のようでとてもうれしかったです。
父が好きだった海を見せたいとお願いしたところ、思い出の海のそばに停めて下さり、
ドアを開け実際に父の顔を出して、慣れ親しんだ潮風のやさしさ、においをあててくださいました。
父もとても喜んでくれたと思います。
父の顔に施していただいたフェイスケアも心遣いが素晴らしかったです。
すっかり若がえり、元気なころの父の顔になりました。
特に思い出深いのは通夜の晩のことです。
叔母が買ってきたおもちゃの太鼓を叩きながら、地元に伝わる盆踊りをみんなで踊ったんですよ。
父の得意だった踊りをみんなで踊ったり、親戚がその様子をYouTubeにアップしてくれて、
葬儀に来れなかった親戚や知人も連絡をくれたりしました。
葬儀なのにしんみりとしたものではなく、本当に賑やかで言葉では言い表せない夜でした。
お別れの時も父の口に焼酎を飲ませてもらい、「大喜びやろうね」と言いながらみんなで棺の中にも振り掛けて父にその香りをしっかり堪能してもらいました。
出発の時は好きな球団のキャップを頭にかぶせてもらい、カバンもいつもしてたように肩掛けにしてくださいました。
まるで、「これから俺は応援に出かけるぞ」という感じで、父らしい姿を私たち目に焼き付けさせてもらいました。
親戚のなかではこんなにいい形に送れた今回の葬儀を、父の一生の締めくくりの素晴らしいひとコマになったと語り草になっています。
これからも全員忘れないでしょう。
何より父本人が私たちの思い出話に一番喜んでくれているのではないでしょうか。
本当に感謝しています。

命でつながるお葬式